
犬が元気がなくて寝てばかりな理由は?対処法や飼い主にできることを紹介!

いつもは元気いっぱいの愛犬が、最近ずっと寝てばかりいると、「もしかして体調が悪いのでは?」と心配になりますよね。
犬も人と同じように、年齢や季節の変化、ストレス、疲労などの影響で眠る時間が増えることがありますが、なかには病気が隠れている場合もあります。
本記事では、愛犬の元気がなく寝てばかりいるときに考えられる原因と、飼い主ができる対処法を解説します。
「いつもと違うかも」と感じたときにどう行動すれば良いか、早めの気付きと対応のヒントとして参考にしてみてください。
普段と比べて愛犬の元気がないように見えたり、寝てばかりいたりすると「体調が悪いのかも」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
大きな病気以外で、犬の元気がなく寝てばかりいる理由には、主に以下が考えられます。
ストレスや環境の変化による疲れ
加齢による体力低下や認知症
感染症による体調不良
上記の理由について、それぞれ解説します。
身体的な異常がなくても、ストレスや環境の変化によって疲れ、元気がないように見えたり、寝る時間が増えたりすることがあります。
犬の平均的な睡眠時間は、パピー期(1歳ごろまで)が18〜19時間、成犬期が12〜15時間、シニア期(7歳以上)では18〜20時間程度といわれています。
ただし、これはあくまで目安であり、犬の性格や生活環境によって大きく変わります。
例えば、来客や引っ越しなどで興奮した翌日は、精神的な疲れから普段より長く眠ることも珍しくありません。
年齢を重ねるにつれて元気がなくなり、寝ている時間が増えてきた場合は、加齢による体力の低下や認知症が原因の一つとして考えられます。
前述のとおり、犬は7歳を過ぎてシニア期に入ると、若い頃に比べて睡眠時間が長くなるのが一般的です。
これは、体力が落ち、散歩や遊びで疲れやすくなることが主な理由です。
年齢が影響している場合は、ある日を境として急に元気がなくなるのではなく、少しずつ寝る時間が増えていく傾向があります。
愛犬の元気がなく、寝てばかりいる場合は、「風邪」などの感染症による発熱や倦怠感が原因かもしれません。
犬の「風邪」とは、一般的にケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)を指し、ウイルスや細菌の感染によって引き起こされます。
主な症状は発熱・鼻水・咳などで、ヒトの風邪に似た症状が見られます。
ケンネルコフはお迎えしたばかりの子犬に多く見られますが、加齢によって免疫力が低下したシニア犬もかかりやすい病気の一つです。
ここまで、年齢や周辺環境、軽い体調不良などを理由として紹介しました。
しかし、実は重大な病気が隠れている可能性があります。
犬が元気を失い、寝てばかりになる主な病気として、次のようなものが考えられます。
てんかんや脳腫瘍
関節炎や椎間板ヘルニアなどの痛み
内臓疾患の進行
それぞれの病気の特徴を詳しく見ていきましょう。
てんかんや脳腫瘍などの脳の病気では、以下のような意識障害が起こることがあります。
呼びかけに反応しない、反応が弱い
体を揺すっても起きない
目が合わない
ぼんやりしている
てんかんの主な症状は、嘔吐や手足のけいれん、体の震え、失禁を伴い、脳腫瘍ではふらつきや同じ場所を回る、性格の変化など、老犬の認知症に似た症状が現れることもあります。
いずれも深刻なサインで、放置すると悪化するおそれがあるため、早めに動物病院で検査を受けましょう。
関節炎や椎間板ヘルニアなど、体を動かすことで痛みが出る病気では、動くのを避けるために寝ている時間が増えることがあります。
関節炎は特に老犬や肥満を抱えている犬で起こりやすく、関節の炎症や変形によって立ち上がりや歩行がつらくなる病気です。
椎間板ヘルニアは背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。
主に歩き方がぎこちなくなる、段差を避ける、体に触れるのを嫌がるといった行動が見られます。
肝臓や腎臓、心臓などの内臓疾患が進行すると、倦怠感から動くのを嫌がり、寝てばかりになります。
元気がないだけでなく、食欲不振・嘔吐・下痢・口臭・黄疸などの症状が見られる場合は注意が必要です。
肝臓や腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど初期症状が出にくく、気づいたときには病気が進行しているケースも少なくありません。
特に老犬では代謝機能や免疫力が低下しており、慢性疾患を抱えていることも多いため、早期発見・早期治療が重要です。
愛犬の様子がいつもと違って元気がなく寝てばかりいる場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。
病気が原因でなかったとしても、ストレスや痛み、疲労がたまっていることもあるため、放置せず適切に対処してあげましょう。
ここでは、愛犬の元気がなく寝てばかりいるときに飼い主ができる3つの対処法を紹介します。
愛犬の様子が普段とは異なると感じたら、まずは早めに動物病院を受診することが大切です。
特に、食欲がない・息が荒い・震えている・呼びかけに反応しないなど、別の症状もある場合は、何らかの病気や痛みが隠れている可能性があります。
検査を受けることで、内臓疾患や感染症、神経の異常などを早期に発見できるかもしれません。
診断の役に立つことがあるので、元気がなく寝てばかりいるときやその他の症状が現れているときの動画を撮っておくのがおすすめです。
病気が原因でないと分かった場合は、生活環境を整えてストレスを減らしてあげることが大切です。
環境の変化は、飼い主が思う以上に犬にとって大きなストレスになります。
ちょっとした変化でも、愛犬にとっては不安や緊張の原因となり、元気がなくなることがあります。
散歩や食事の時間、トイレや寝床の場所など、日常の習慣を見直し、できるだけ一定のリズムで過ごせるようにしましょう。
また、スキンシップや声かけを増やし、愛犬が安心して過ごせるよう気を配ることも重要です。
軽い疲労やストレスが原因の場合は、優しくマッサージをしてあげるのも効果的です。
血行が促進されて体が温まることで、筋肉のこりや緊張がほぐれます。
特にシニア犬は筋肉の衰えや関節のこわばりが出やすいため、背中や首、足の付け根をゆっくりなでるようにマッサージしてあげましょう。
力を入れ過ぎないように注意し、痛がる様子があればすぐに中止します。
また、マッサージを通して体にしこりや腫れなど、体調の変化に早く気づけるメリットもあります。
愛犬の元気がなく、寝てばかりいるときは単純に疲れているわけではなく、体調不良が原因の場合もあります。
いつもと違う様子に不安を感じたら、次のチェックポイントを確認しましょう。
食欲は普段と変わりないか?
水を飲まない、あるいは飲む量が増えていないか?
排泄の頻度や量、見た目に異常はないか?
体重の急激な増減はないか?
呼吸が荒い、速い、咳を伴うなどの異常はないか?
嘔吐や発熱の症状は見られないか?
元気がない、動かないなど普段と比べて違う様子は見られないか?
愛犬を毎日見ている飼い主が「何かいつもと違う」と感じるということは、何かしらの異常が発生している可能性があります。
上記のうち、1つでも当てはまる場合は速やかに動物病院に相談すると安心です。
愛犬の元気がなく、寝てばかりいる場合、状態によっては命に関わるため、すぐに動物病院を受診した方がよいことがあります。
できるだけ早く受診するべきなのは、次のような症状が出ているときです。
嘔吐や下痢を繰り返している
呼吸が荒く息苦しそう
けいれんや失神を起こしている
上記以外でも、愛犬が苦しそうな場合は状況に応じて緊急で動物病院を受診しましょう。
愛犬が嘔吐や下痢を繰り返し、元気がなく寝てばかりいる場合は、できるだけ早く動物病院で診察を受けましょう。
食べ過ぎや早食いなどの生理的な原因で一時的に起こることもありますが、誤飲・誤食による消化管閉塞や中毒、膵炎、胃腸炎など、重大な病気の可能性もあります。
特に、何度も嘔吐や下痢を繰り返す、血が混じる、ぐったりしているといった場合は、一刻を争うケースもあります。
自己判断せず、すぐに獣医師の診察を受けることが大切です。
犬が元気をなくして寝てばかりいる理由には、ストレスや加齢、感染症、さらには内臓疾患などの病気が隠れている場合もあります。
生活環境の見直しやスキンシップ、食事の改善などで回復することもありますが、食欲不振や呼吸の異常、けいれんなどの症状が見られるときは注意が必要です。
愛犬の健康を守る第一歩は、飼い主の気づきと行動が重要なため、少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに動物病院で診察を受けましょう。


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